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第80回 成功チーム
執筆年
2002年
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以前、自分の今の成功の原因となる考え方を見つけようと努力していました。それで気づいたことが一つあります。 多くの人はビジネスを実現することが最初に来ています。自分のビジネスのアイディアを元に必要な協力者を探します。 一方、僕はまず一緒にビジネスをするに値する人を探します。ビジネスのアイディアはその人を知る中で自然と生まれるものです。 成功が加速して行くその前提として自分の無能さを自覚する必要があります。自分は人と協力しなければ成功できない。一人では大きな成功は達成できないことを自覚するのです。 無能さを自覚することで謙虚さが生まれます。謙虚さが無ければ人から愛されることはありません。そしてせっかく築いてきた成功も、謙虚さを失い「みんなが潤っているのは自分のお陰だ」なんて思い始めるとあっという間に崩れ去ります。 また、自分ひとりの本質的な能力の限界を理解したとき、本気で協力者を探すようになります。この本質的な能力とは、法律や会計学といった専門的のことではありません。知識よりももっと性格に近いものです。例えば、僕を例に挙げてみると、僕には豊かな創造性があります。また人の力を理念の元に集める求心力を持っています。これが僕の本質的な能力です。大きな成功を目指す時、自分の持つ本質的な能力ではカバーしきれない部分が出てきます。だから自分の無能さを補ってくれる人材を探します。 僕はこれを成功チームと呼んでいます。この成功チームは、何かの理念や一つのプロジェクトを追求したり達成することが目的ではありません。個々の本質的な能力をはじめ、人脈や知識を提供し合って、お互いの夢を実現する手伝いをするのが究極の目的です。 僕は常に、成功チームを結成できて、お互いの成功に貢献しあうことができる人を探しています。僕は自分の無能さを十分理解しているつもりです。だから人と会っている時には常にその人の本質的な能力を見て、自分の無能さを補ってくれる人材を探しています。そして、相手の夢やビジョンを聞き出し、自分がその達成にどのように貢献できるか考えています。 こうやって人と接していると、僕の中の本質的な能力の中の一つの創造性が働き出し、”絶対に上手く行くビジネスプラン”が誕生するのです。 また、その人の持つ本質的な能力を頭にとどめておくことで、他の人と会っている時にその人に役立つ情報に敏感になります。それを伝えると大きなビジネスチャンスを提供することになります。 あなたの本質的な能力は何でしょう。 周りの人の本質的な能力は何でしょう。 是非、お互いの成功を助け合う成功チームを築いてください。
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