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第113回 感情はコントロールするものではない
執筆年
2003年
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やっとやっと本が書き終わりました。 といってもまだ原稿の段階で、数名の友人に読んでもらってフードバックをお願いしています。これから出版社を決めて持って行きます。 さて、本を書いている段階で大変重要な学びがいくつもありました。 そのひとつに「感情はコントロールするものではない」というものがあります。 あなたは今現在、何か恐れていたり、怒っていることがありますか? 今、起業することに対して失敗を恐れていますか? うまく行かずに打ち負かされたと思っていますか? 裏切られたと感じていることはありますか? こういった感情に付きまとわれて困っているという人は、これらの感情を無視していないでしょうか。 または、感じないようにしよう、こういうことは感じていけないんだ、などと無理に押しやっていることはないでしょうか。 僕の場合、24歳で起業してしばらくしてから首の後ろが痛くなりました。 凝ってゴリゴリするんです。 ずっと目の使いすぎとか思っていたのですが、なぜか人と会ったときにひどくなる。 やっとそのなぞが解けました。 成功者は穏やかでなくてはいけない。怒ってはいけないと思い込んでいたので、”怒り”を無視してきたんです。 怒りの感情は確かに消えたように思えましたが、首の筋肉に残っていたんですね。 感情はエネルギーです。外に出さないと体に残ります。 気づいてもらい開放される時を待って。 怒りや恐怖や見捨てられたというマイナスの感情は誰でも嫌なものですが、その感情をコントロールすることはできません。 消すとか無視することはしてはいけません。 感情は「感じつくすこと」が大切です。 なぜならば、マイナスの感情は、反対にある喜びや勇気に満ちた誇らしいプラスの感情を際立たせるために存在しているから。 白は黒の中にあったほうが際立つように、光は昼よりも夜のほうが輝くように、マイナスの感情はプラスの感情を際立たせるために存在しているのです。 本来、あなたはプラスの感情そのものです。 あなたをより幸せにするためにあなた自身が呼び寄せているものなのです。 今、起業することに対してや、何か失敗を恐れている、裏切られたなどという人は、まず、その感情を感じつくしてください。 声に出して言うのがいいでしょう。 「聞いてもらえないと思っている」 「見過ごされると思っている」 「打ち負かされたと思っている」 「裏切られたと思っている」 「勇気をうしなっていると感じている」 こんなふうに声に出してもう、どっぷりと漬かってください。 (やるときは怪しいので一人がいいですね) 感じつくしてしまえば、その感情はあなたのものとなり、そして、本当に感じたい勇気や、確信、誇らしい気持ちをより際立って感じることができるようになります。 ぜひお試しください。 本の紹介です。 さくら事務所の長嶋さんの本です。 「物件調査のプロが明かす絶対後悔しないマンション購入術 ○と×」 長嶋 修(著)エクスナレッジ 1,500+税 読ませていただきましたが、かなり充実した内容です。 自分の分身だと言い切っているくらいですから。 僕が一番好きなのは「おわりに」ですね。 やっぱりマインドが違うと、すべての結果が違うんだなと感じました。 この方は間違いなく日本一の不動産コンサルタントでしょう。
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