この「感動ストーリーの秘密」は私にとっての企業秘密にあたります。
ビジネスで普通なら絶対に公開しませんし、してはいけないものです。
では、なぜそのような企業秘密を公開すると思われますか？

ズバリ、「成功小説」というジャンルを世の中に認知させたいからです。

現在の出版の世界においては、本の寿命はほんの数ヶ月。
ご存知のように書店の本は３ヵ月後にはガラッと入れ替わっています。
書店に並べられなければ本はほとんど売れません。
つまり、あなたが心血を注いで書いた本の寿命はたったの数ヶ月なのです。

ビジネス書はとても規模が大きなジャンルです。
千人くらいの著者が、お客さんに買ってもらうオーディションをしているようなものです。
ここでもし「成功小説」というジャンルを確立させると「成功小説の棚」ができます。
きっとそのオーディションに参加するのは数十人でしょう。ビジネス書という巨大オーディションで選ばれるより、成功小説という小さなオーディションで選ばれるほうが簡単です。

競争しライバルを蹴落とすスタンドプレーの時代は終わりました。これからは手を取り合って協力し、共存していく時代です。この出版不況の中で生き残っていくためには、協力して独自の小規模のジャンルを作るという戦略は非常に重要なのです。

みんなで一緒に、ビジネス書という大きなジャンルの中に、
成功小説というジャンルを作りませんか。

犬飼ターボ

（テキスト1ページ目より抜粋）