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第12回 実現する前から喜ぶ
執筆年  2001年   

画・ざむ姫

さて、前回は手に入れたい結果を紙に書くというところまで来ましたね。
参照「人生は思い通りにしかならない」

次はこれを毎日はっきりとイメージする段階です。

人間の意識は二つあります。
意識と無意識です。
言い方を変えると顕在意識と潜在意識です。
ほとんどの人は無意識の力を使っていません。

こういう体験をしたことがある人もいるかと思います。
一度スキーで派手に転ぶと同じような態勢になった時、怖くなり腰が引けて転んでしまう。また、一度乗馬で落馬した人は、二度と馬に乗れなくなってしまう。

これは、強烈な体験をすると体が覚えてしまい、その体験に近い状態になると一度目と同じ反応をしてしまうことが原因です。
体験が無意識に収納され、同じ体験をしたときあなたがどう反応するかを決めるのです。もし恐怖や苦痛を感じたら、二度と同じ体験をしないように行動させます。
逆に、一度楽しい気分や気持ちよさを感じるとまたそれを味わいたくなります。一度テレビを見て楽しい気分を感じたり、気が紛れる経験をすると自動的にテレビのリモコンに手が伸びるようになります。仕事から帰って来て「無意識に」テレビをつけてしまう人はいませんか?

いつも無意識によって影響を受けているのに、これを積極的に使おうとする人は少ないのです。
実は成功者は例外なくこの無意識を使っているのです。


自分が手に入れると決めたもの(家、車、時間、素敵な人間関係)をすでに実現した光景を頭に浮かべます。とっても楽しい気分になりませんか?
そうしたらもっともっと楽しい気分になって下さい。鮮明に、イメージの中で実際に自分の目で周りを見て感じて聞いてください。
立ち上がって最高の気分になってください。(バカらしく感じますか?)

なぜこんなことをするのでしょう?
無意識は本当に起こったことと、想像したことを区別できません。
なんとこのとき無意識は本当に起きたことだと錯覚して、イメージと感情を収納しているんです。
強烈な楽しい気持ちとイメージをしっかり結び付けています。
そしてこれをもう一度味わうために、無意識が日々働いてくれるのです。
人生は小さな判断の連続ですが、無意識がその全ての判断に影響を与えてくれます。

これを信じられないという人も多いと思いますが、成功したい人は素直に真似してください。
僕もはじめは半信半疑でしたが、実際にこの方法で収入や車、自分の会社、自由な時間など多くのものを手に入れてきましたから。


■2005年からのツッコミ■
全く、その通りでございます。私は無意識を使って成功しました。



第11回 ゴールドラッシュの話

第13回 サービス・商品にこだわる人


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