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第29回 すごく辛い時を楽しむ方法
執筆年  2001年   

画・ざむ姫

人生は[      ]である。

あなたならカッコに何を入れますか?
これであなたのスタンスがわかります。

僕はならこう入れます。

人生は[ 映画 ]である。

死ぬときにソウマトウのように人生を振り返るって言うじゃないですか。
(走馬灯って見たことないのですが・・・)身近なもので言うなら映画でしょう。死ぬ最後の映画がつまらなかったら、すごい損した気分になりそうです。自分が最後に見る映画は絶対に面白くしなければって思います。

面白い感動的な映画には、必ずアップダウンがあります。主人公が苦しい時を経験するのです。それが苦しければ苦しいほど、最後の逆転の感動が大きくなります。
僕の好きな映画は「マトリックス」ですが、主人公がはじめから、めちゃくちゃ強かったらすごいつまらないと思いませんか? はじめはヨワヨワで、何度も負けて、でも最後に勝つ。これが感動映画のパターンでしょう。

僕は24歳ごろから成功者のお話をうかがううちに、自分も成功して「成功物語」を話したり、本を書こうと思いました。その物語は感動的でなければ聞いた人、読んだ人が面白くないでしょう。書店に売れ残って返品されちゃったら悲しくありません?
そう考えるようになってから、どんなに辛い時にも「これはいいネタだ」、「ここはみんなが感動するシーンだ」と思うようになって、失敗を楽しめるようになりました。

今では、父のリストラで家が経済危機に陥って、僕も超貧乏で犬の予防接種もお金がなくて行けなった話や、ビジネスで同業者にだまされて1日に100万円を損した話などがよいネタになっております。

あなたは成功したとき、人を感動させるネタの準備は出来ていますか?


■2005年からのツッコミ■
辛かった時のことを自慢話にするのは、成功するためには辛い体験が必要だと思い込んでいるからです。
しかし、成功した人が辛かった時の話をするととても喜ばれます。
それは多くの人がそう思っているということなんです。
結局、辛いことは必要なのではなく、その人にとって必要だからやってくるんですね。
だから、もし望まない辛い出来事が来てしまった時は、ここで書いているように自分を励ますといいでしょう。




第28回 構えて、撃って、狙いを定める

第30回 人のお金、時間、知識を使う


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