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第31回 修行してはいけません
執筆年  2001年   

画・ざむ姫

僕もそうでしたが、皆さんはどうも修行することが好きみたいです。

目標を立てたら、その目標を完全に達成するまで喜んではいけないと思っています。
でもそうするとゴールまでが長く、途中で続かなくなってしまいます。
目標に向かって進んでいるときは、必ず妨害や予期せぬアクシデントが起きます。苦しい中でいっぱいいっぱいになっていると、挫折してしまいますよ。

成功までは長い道のりです。楽しく歩いて行きましょう。
その過程で一つ一つステップを登って行く時に、喜んでもいいのです。
小さなステップを一段登ったら必ず自分にご褒美を上げてください。
自分を褒めてあげましょう。
そして、次のステップに高いモティベーションで行動しましょう。

僕なんかいつも自分を褒めてあげてますよ。
「今日は時間通りに起きられて偉かったなあ」
「ポジティブな考え方ができた自分は偉いなあ」
「相手の立場になって考えられたことは素晴らしい!」
それに、時々ご褒美も上げています。
「今日はよくがんばったからCDでも買おう」

自分を愛していなければ、他の人を本当に愛せないでしょうし、自分が褒められて満足していないと、他人を褒めることも難しくなってきます。

ただし、気を緩めるというのとは違います。
決して目標達成から目を離さないようにしましょう。


■2005年からのツッコミ■
このあたりから、自分に対する優しさが出てきましたね。
自分をいじめずに、今を味わって楽しく成功しましょう。


■2012年からのツッコミ■
褒めるを教えてもできない人が多くてそれはなぜなのかが分かりました。
褒めるとは素晴らしいとき、良いときに言うこと。
素晴らしくないのに、良くないのに褒められないという訳です。
なるほど。
そういう方には、“ねぎらう”をオススメしています。
「お疲れ様」「遅くまで頑張ったね」ってやつです。
“ねぎらう”は“労う”と書きます。
何か労力をかけたことを認めてあげるということ。
これならできるかと。


第30回 人のお金、時間、知識を使う

第32回 立派な「できない理由」


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