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第70回 夢を実現する追い風
執筆年  2002年   

画・ざむ姫

定期的にアニーこども福祉協会の大原さんとミーティングをしています。、

先日のミーティングで今、大原さんには風が吹いていると感じました。

初めてお会いしたのが数年前です。
僕が子供の英語教育に関してお話を伺う為に紹介していただいたのがきっかけです。僕もまさか後に、この方と一緒に法人を立ち上げることになろうとは夢にも思いませんでした。
どんな話の内容から一緒にボランティア団体を作ろうという話になったか覚えていませんが、僕の場合はいつもこんな感じでビジネスがスタートするので普通に考えていたのですが、しかし、大原さんにとってはまるで大化の改新のような出来事だったのでしょう。起業することには大変な葛藤があったようです。不安とずっと戦っていて、時々僕にも「本当にいいのかしら」と話していました。

大原さんは営業的な雰囲気は全く無いのに、本業の営業では、聞いて驚くくらいの収入を稼いでいました。始めはアニーが上手く行ったら今の仕事を辞めてアニーを本業にしようと言っていました。
僕はまあ、それでもいいんじゃないかと思っていたのですが、ある時「今の仕事は年内で辞めて、アニーに力を注ぎます!」なんて言い出しました。そして本当にお仕事を辞めてしまい、今はアニーに全力を注いでいます。

そうやって本気で取り組み始めたところ、何人かの協力者が現れ出しました。
無料で子供の絵本を提供してくれる会社を紹介してくれる方や、セミナーの人を集めてくれる人などが出てきました。
前に、こんなことが出来たらいいですねと話していたことが、どんどん現実になっていきそうです。
僕は大原さんに吹いている風を感じたのでした。

決断し、本気で行動した瞬間から道が開けます。
本気になるとなぜか手伝ってくれる人とめぐり逢ったり、思わぬチャンスの話が舞い込んできたりします。まさに運が開けるといったところです。
逆に何か道が開けたら行動しようなんて言う人には一生チャンスは来ないものです。

例えば、いつまでに会社を辞めて起業すると決意したところ、今働いている会社の吸収合併の話が持ち上がり、辞めやすい環境になった方。ウェブサイトの制作の必要があって、しかし時間が無くどうしようかと話していたところにボランティアとしてデザイナーの方が入ってきてくれたことなど。
本気になれば何とかなるものです。

大原さんには二人の男の子がいます。
彼らは親が自分で運命を切り開く姿を実体験で見て育っています。
将来どんな成功者になるのか楽しみです。

■2005年からのツッコミ■



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