執筆年　 2002年　　　

画・ざむ姫

仲良くさせていただいている方にソニー生命の村松さんという方がいます。生命保険の営業の方です。
昨年の中国での経営者セミナーで講演に行った時に偶然一緒だったところからお付き合いが始まりました。
年齢よりもとても若く見える気さくな方ですが、いつも周囲に気を使ってる方で中国の旅の中でも「この人は只者ではないな」と感じさせられました。実際、生命保険のMDRTメンバーというすごい人なのです。
MDRTというのはミリオンダラー・ラウンドテーブルのことで、簡単に言うと世界の保険セールスで成功した人だけが参加できるトップセールスチームの称号です。

生命保険など要らんと思っていた僕も、村松さんの提案を聞いているうちに、ぜひ入っとかないとという気持ちになり、契約しました。

僕は今までに何度か生命保険に勧誘されたことがあります。しかし、それはこんな感じでした。「犬飼さんも社長さんなんだから、病気になったり、万が一亡くなった場合の残される家族のことを考えて保険に入りなさい」
しかし、今病気になっても家族には収入が入り続けるように手配してあるのでお断りしてきました。

なぜ村松さんに勧められて契約したかと言うと、僕のニーズが完璧に満たされていたからです。僕の一番の関心ごとであった節税と投資、この二つのニーズが満たされていたからです。
村松さんは入れとは言いません。こちらから「今すぐ入れてください」と言ってしまいました。

僕はすぐに何人かの経営者に村松さんを紹介したくなりました。なぜなら経営者ならば聞いておいて損は無い話だからです。紹介相手も僕の経営センスを信頼してくださっている方達なので、是非村松さんに会いたいという話になります。その後何人かが契約したようです。

もう一つ、村松さんは毎月自分で作ったニュースをFAXで送ってきてくれます。それが文章の中に村松さんの人柄がにじみ出ていてとても楽しいのです。僕は何だかんだで毎月村松さんに会う機会があるのですが、滅多に会わないお客さんがそのFAXニュースを毎月受け取っていれば、いつも村松さんのことが頭に残っているでしょう。だから、友人に保険が必要な人がいれば他の保険の営業マンよりもまず村松さんに紹介するはずです。実際に、そういった紹介で売上を伸ばしています。
なるほどMDRTに入るほどの方です。

その他にもお客さんの心をつかむ努力をたくさんされています。
感動的なノウハウですが、ライバルが真似してしまうかも知れませんのでここで書けないのが残念です。

結局2億5000万円以上の保険契約を個人と法人の2つでお願いしてしまいました。将来奥さんに殺されるかもしれません(笑)

■２００５年からのツッコミ■