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第151回 グレ子と仲直りしました
執筆年  2006年   

画・ざむ姫

東京と大阪のハピサクレッスンが終わって、八ヶ岳に帰って来ました。
今回のツアーでは大きな発見がありました。

ハピサクレッスンでは「グレ子」というワークをやります。
「否定している自分」を見つけて仲直りをするのが目的です。
これをやると、どんどん「人間の器」が広がるんですね。

久々にでっかいグレ子が出てきました。
ことの発端は、大阪での「自信をつけるセミナー」。
終わってから、グッタリと疲れてしまいました。
タイトルにも問題はありましたが、
僕の心の中で何かが発動したのを感じました。

僕は「自信がありません」と言う人と会うと、理解しあえない気持ちになります。
だって、僕は自信があるから、彼らの気持ちが分からないのです。

しかし、それはただ単に、自信を失っていた自分を否定していたからだったので
す。

24歳で起業した僕はどん底を体験しました。
残高5万円を切った銀行口座を見て、底知れない恐怖を感じました。

「自分は社会で生きていくことができるのだろうか?」
「ちゃんと収入を得て暮らしていけるのだろうか?」
まったく普通に生きていく自信がありませんでした。

その後、なんとか成功へと向かっていったのですが、
僕はその時期のことは「無かったこと」にしていたんですね。
人生の中で、そんな不安な気持ちになった自分を切り離してしまったのです。
あまりに不安で心細くて辛かったから・・・・。

切り離したとしても僕の中に、自信を失った自分が
本当になくなったわけではありません。

だから、自信がないという人を見ると、切り離したはずの自分が
そこにいるように感じて、理解できないし、離れたいという気持ちに
なるのでした。

僕はイメージの中で、24歳の自分と手をつなぎました。
そして、いままで認めていなくてごめんねと謝って、大丈夫だよと
安心させました。
なんだか、認められてほっとしました。

次の瞬間、予想しなかったイメージが現れました。
なんと、未来の自分が現れて、僕の手をとってくれたのです。
未来の僕が、現在の僕にこういいました。
「大丈夫だよ。幸せな人生が待っているから」
過去、現在、未来の3人で手を取り合って輪になりました。
自然と涙が出て、安心感が僕を満たしました。

このイメージワークをしてから、自信がない人と会っても大丈夫になりました。
気持ちをちゃんと理解することがきるようになりました。

会って嫌な感じのする人は、幸せに成功する自分になるための
チャンスをくれているんですね。
いまさらですが、実感しました。



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