![]() |
|
![]() |
![]() |
|
|
第150回 恐れのボタンを押していました
執筆年
2005年
|
犬飼ターボです。 さて、実は、メルマガの一番下の署名が11月14日から変わっていたのですが、 気がつかれた方いますか? 以前はこうだったのです。 ----------------------------------------------------------- 残念ですが、犬飼ターボのメルマガが嫌いになった方は こちらで解除できます。 https://inukai.tv/mail/index.htm ----------------------------------------------------------- この文章を読んでどんな感じがしますか? これ、裏にどんな意味があると思いますか? 以前は、メルマガ読者を減らしたくない、という気持ちが働いていて、 なんとか解除させないような文章を考えていました。 だから、「どう書いたら心理的に解除できなくなるか」という視点だったのです。 みなさんが解除できないようなプレッシャーをかけていたんですね。 「嫌いになったら解除してもいいよ」 と言われると、解除するのにはかなりの勇気がいるものです。 だって、「嫌いになる」って相当な感情エネルギーですからね。 こう書かれるとメルマガを解除することは、ほとんど僕との縁を切るのと同じです。 たしかにメルマガの解除率は少なかったと思います。 あるとき僕は、無意識のうちに「恐れのボタン」でコントロール していることに気がつきました。 「言うことを聞かないなら、お前とは別れる」(と従わせる) 「俺を嫌いになる勇気があるなら、別れてやるよ」(と別れさせない) 「私を見捨てるの?あなたなしでは生きていけないわっ!」(と縁を切らせない) どれも「恐れのボタン」で相手をコントロールしています。 で、こうした関係の結末はどうなるかといういうと・・・・ ぐちゃぐちゃになりますね(笑) お互いに傷つくことになります。 僕のメルマガ解除防止作戦も、実はこういう恐れで相手を縛りつけること と本質は同じだったんですね。 どうして僕はここまでしてメルマガ読者を引き止めようとしたのでしょうか? 自分のこころに聞いてみました。 僕の心の深い部分には、 「僕からみんなは去ってしまう」 「ありのままでは愛されないんだ」 という悲しい恐れがあったのだと思います。 だから、できるだけ解除しにくいようなテクニックを使ってしまったのです。 これに気づいたときにはさすがにううっとショックでしたが。。。。 でも、気づいてよかったです。 人間は自然と自分の行動を正当化しようとします。 以前の文章だと、僕のメルマガを解除する人は、解除するだけの正当な理由 を探します。 嫌いではなかった人も「犬飼ターボが嫌いな理由」を探すようになります。 これは、やがては悪評が立つ原因を作ってしまうことになります。 もし、気づかずに続けていたら、みなさんと僕の関係もあまり幸せには ならかったでしょうから。 やっぱりどうしたって相性がよくない人もいるわけで、そういう人たちは 気持ちよく去ってもらえるほうがいいんですね。 そのほうがお互いに気分がいいです。 「恐れ」からしたことは、苦痛を生みます。 「喜び」からしたことは、幸せを生みます。 これが<ハピサクの黄金法則>です。 で、今はどうなったのかというと・・・・実際のメルマガの署名をごらんください。 気楽に解除できるようにしました。 (メルマガはこちらのページから無料で登録できます。)
|