![]() |
|
![]() |
![]() |
|
|
||||
|
第22回 上手くいかなかったらどうしよう
執筆年
2001年
|
上手くいかなかったらどうしようという言葉は、あなたの未来に対する悪い感情ですが、これは過去に縛られています。 それも失敗体験に。 人はいろいろな経験をします。 上手くいった時もあれば上手くいかなかったときもあります。 ネガティブな思考の人は失敗体験を何倍も強烈にします。 何度も反省し自分を責め、後悔します。 そして、新しいことにチャレンジする時に、「上手くいかなかったらどうしよう」と考え、まだ始めてもいないのに自動的に苦しむことになるのです。 感情は行動に影響を与えますから、苦しい中でモチベーションは上がらず、行動の質が下がり、悪い結果につながります。 そしてまた自分を責め、もう失敗をして苦しい思いはするまいと消極的な人間になっていきます。 そして、成功体験をするチャンスを自分で少なくしまうのです。 それに対して、ポジティブな人は失敗をあまり気にしません。むしろそこから何か新しいことを学び、良い経験だったと考えます。 新しいことに挑戦する時に「もし上手く行っちゃったらどうしよう・・・むふふふ。」とニヤつきながら考えるようになります。 モチベーションは高まり、ワクワクしながら過ごします。行動の質が上がり、良い結果がついてきます。 成功体験が多くなり、またそれをバネに、次のチャレンジを行います。 上手くいかなかったらどうしよう、ではなく、 上手くいったらどうしよう、と考えましょう。 ■2005年からのツッコミ■ 補足すると、もっとも良くないのは感情に揺さぶられて行動が選べなくなること。 ポジティブすぎて問題点が見えなくなるも成功からは遠ざかります。 最善はニュートラルでいること。 ネガティブでもなく、ポジティブでもなく真ん中にいるときに、冷静にその時に最適な行動を選べます。
|