ホームへ戻る 犬飼ターボの秘密ハピサク日記オススメ本

第37回 商品なんてなんでもいいのだ
執筆年  2001年   

画・ざむ姫

セールスをやってよ~く分かったのが、売上は商品やサービスの質で決まるのではないと言うことです。
大して良くもない商品が営業の人間のセールスの力でどんどん売れてしまう。他社とほとんど同じ商品なのに、売上で差が出る。

これは僕の既成概念をぶち壊してくれました。
僕もセールスをする前は多くの人と同じように「他社よりもよい商品がよく売れる」と思い込んでいたからです。
しかも「よい商品ならセールスなどしなくても自然に売れるものだ」と思っていました。
今読んでいいて、え、そうじゃないの?と思ったならあなたは普通の成功しない人です。要注意ですよ。

売上に対する商品の役割なんて10%です。
その10%にばかり焦点をあわせていたら、いつまで経っても売上は上がりません。ところがそうしている企業のなんと多いことか。

経営上、売上の数字が大切なことは誰でもわかります。買ってくれるお客さんが見つかるのなら、多少経営システムがお粗末でもやっていけます。サービスの質の向上に力を注ぐ余裕もあります。でもお客さんが見つからないと給料も払えません。

経営者になりたいのなら、売れる商品やサービスを探す前に売上をUPさせる方法をたくさん身に付ける必要があります。学ぶならセールスです。しかも辛い飛び込みがおすすめです。

ところで売上に対する残りの90%は何か?
それはまたいずれ書きましょう。
あ、「この続きは本を買ってください」っていうのもいいですね(笑)


■2005年からのツッコミ■
セールス出身なのでこういう意見になったのですが、今だったら商品の役割は売上の50%だと言います。
やっぱりよくない商品やサービスだとリピートしなくなってしまいます。ずっとセールスに頼った経営になって発展がありません。
ビジネスの立ち上げ時期にはマーケティングやセールスのパワーが必要です。



第36回 セールスで断られる必要

第38回 中国のいい加減さ


戻る