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第38回 中国のいい加減さ
執筆年  2001年   

画・ざむ姫

以前中国に行ったのですが、人によって感じ方が違うのだと言うことを実感する場面がたくさんありました。
中国と言う国は、ものすごくいいかげんです。
予定はまさに未定です。その場に行ってみないとどうなっているか分かりません。スケジュールどおりにことが運びません。移動のための車の手配がしっかりしていないので、いつもいつも待たされるのです。
日本人は10人ほどで行ったのですが、一緒に行った人の中に何人かは中国のいい加減さに耐えられない人がいました。待ち時間の間、「何だ意味の無い待ち時間は!」と怒っている言葉を何度も聞きました。毎度毎度待たされましたからたしかに怒る気持ちも分かります。

反対に同じ体験をしながらこの国はこういう国なんだとニコニコしている人もいました。
僕も「中国はなんて面白い国なんだ」と楽しんでいました。
日本がきちんとしすぎているのでしょう。

僕の心は平穏です。
もちろん、たまにムカッと来たりしますが、ごく稀です。大きな不安に襲われることはほとんどなくなりました。
では、僕が昔からそういう性格だったかというとそんなことはありません。
ちょっとのことで怒ったり、人を疑ったり、不安になったりしていました。
しかし、自分の周りで起きていることには意味が無いということが分かったときに、自分の反応を選べるようになりました。
意図的にプラスの解釈をするように気をつけていると、自分の反応のパターンが変わってきます。自然とポジティブな反応をするようになります。


怒っている人や感情的に不安定になっている人は人から好かれません。
あなたが大きなことを成し遂げたいと思っているのなら、あなた一人では無理でしょう。人の力を結集しなければなりません。
まずは人から好かれるポジティブな反応をする人になりましょう。


■2005年からのツッコミ■
危険だなあ。このコラムは絶対に真に受けないでください。
表面的に穏やかなのは、ただ感情を感じていなかったからです。
「怒っている人や感情的に不安定になっている人は人から好かれません」
この言葉が端的に物語っています。成功者は不安になったり怒ってはいけないと思い込んだんですね。
もしそうしたら人から好かれないと・・・。自分の痛んだ心を感じますね。
自分に怒ったり、不安になることを許していなかったので、そういう人を見るととても嫌悪感を感じていました。
自分に感情を感じることを許すと人も許せるようになります。



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