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第40回 加速する成功
執筆年  2001年   

画・ざむ姫

成功のスパイラルに乗ると成功は加速します。
今、数年前に比べてずっとずっと早い速度で成功の道を駆け上がっていると実感しています。

今までの僕の経験を違う角度から書いて見ます。

まず、僕は成功者のマネをして自分が成功するために人の成功に貢献することにしました。
人との話の中で、この人は何に困っているのだろう?と考えながら聞くようにしました。相手を困らせている問題の中で、もし自分が解決してあげたら利益になりそうなものを見つけ、報酬を決め相手に提案し業務契約を結びました。

はっきりと書きますが、人の成功に貢献することは無償である必要はありません。何かしらの報酬をもらい自分の利益になってもよいのです。これがWin-Winの状態です。 (ちなみに人の手助けをしている人はたくさんいますが、Lose-Winの状態の場合が多いようです。つまり、自分は手助けするばかりで、報酬を受け取らないパターンです。これは成功の関係ではありません。)

いつも人と会うときにはその人の問題に集中するようになりました。
というのも。先ほどのいくつかのビジネスでよい結果が出始めたからです。この時はっきりと「人の成功に貢献すると自分も成功できる」と言うことがどういうことか分かりました。

相手の問題を解決してあげたいという気持ちで話を聞くと自然と信頼されます。さらに解決案を示してあげると相手は僕の能力に驚き、いっしょに何かをしたいと感じてくれます。そして実際に問題を解決してあげると心から感謝されます。それはとても気分のよいものでした。

さらに経験を積むと人の問題を見つけるのが上手くなり、解決するもの素早く上手にできるようになりました。
もっと人を助けられるような能力を身に付けたいと思い、セミナーや本や人の話の中から優れた解決方法を学んでいきました。
気がつくと僕と同じことが出来る人は極わずかになっていました。

こうして人から必要とされる人間になることが出来ました。
そうなると素晴らしい人を紹介してもらえます。
自然と質の高い人脈が出来てきました。
この段階で、成功が加速して行くのを感じました。

収入が増え、人間関係が上手くいき、ポジティブな考え方が習慣になり、自分の人間のレベルが1ランク上がったと感じました。
自己成長に伴い、ビジネス上の問題を解決するだけで無く、人の問題が発生する原因を突き止め、人生の質を上げる手伝いをするようになりました。経済的な成功を手助けするだけでなく、充実した人生を送る方法に気づいてもらうようにしました。

素晴らしい人間関係が築かれました。
不思議と人に与える数倍の富が僕のところに来るようになりました。
富とはお金と人脈と時間です。

やがて人の成功に貢献するということが自分の成功とぴったりとつながり、喜びとなり、人生の目的そのものとなりました。
人の利益と自分の利益はどちらが先かではなく、同時に達成できるのです。

成功者はみなこうした利他主義な考えを持っているものです。
同じレベルの思想、理念をもった「同志」に出会うと直ぐに分かるようになります。少数派ですから、まるで異国で出会った同じ国の者同士のように、親近感を持ちます。そして、長い時間を過ごさなくても深い信頼関係が築かれます。
彼らの間では志や夢の実現を、お互いに強力な力で助け合って、短時間で達成できるのです。相手のレベルの高い成功に大きく貢献し合い、さらに巨大な富を短期間で得るのです。
まさにひょっこりと雲の上に抜け出た感じです。

・・・・さて、この先はどんな世界が待っているのか僕も分かりません。
思い当たるのは圧倒されるくらいの成功者は時々「氣」とか「魂」とか精神世界の話をすると言うことです。
最後は宗教の世界なのかもしれませんね。
怪しいですねえ。

■2005年からのツッコミ■
素晴らしい。素晴らしすぎる。
しかし、ううう。なんだか苦しい。
今こうして読むと、深いところで「ぼくはありのままの自分では愛されないし、受け入れられないんだ」と思っていたのだなあと感じます。
「だから誰よりも人の役に立とう、もっともっと価値のある人間になれば、感謝されて愛されるはずだから」と必死だったんですね。
「気がつくと僕と同じことが出来る人は極わずかになっていました。」
「こうして人から必要とされる人間になることが出来ました。」
っていう二つの文章ににじみ出ているの分かりますか?

奥底に隠している心の傷を思うと、胸がきゅーんとなりますね。自分なのにね。
そして、今だから分かるけど、「ひょっこり雲の上に出てであった仲間たち」も、同じ心の傷を持っていたんですよね。
だからみんな競争するんだよね。




第39回 成功のスパイラル

第41回 困った人と上手く付き合う方法


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