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第48回 道が見えないから決断できない人
執筆年  2001年   

画・ざむ姫

最近「どうやったらよいか分からないから決断出来ない」という声をよく聞きます。
「道を見せてくれ」なんて言う『心の乞食』になってはいけません。
力のある人は乞食に協力はしません。

道が見えないから決断できない?
決断してないから道が見えないんです。
道なんて決断した瞬間に見えてくるものです。


多くの人は陸から陸に渡る際に、一度も水に漬からずに渡りたいと考えています。出来れば大陸と大陸が近くなってから一跨ぎで渡りたいと考えています。そんなことは絶対に起きません。

決断とは「決めて断つ」わけですから、成功しないという道は切り捨てなければなりません。腹をくくった瞬間、体の底から力がみなぎってきます。
そして思いもしなかったチャンスが訪れます。どんなことがあっても渡りきろうと決断した瞬間に、絶対に動かないと思えた大陸も近づいてくるのものです。

自分で決断して、自分で道を見つけられない人は起業しないほうがよいでしょう。そういう人はそうぞ他人が見つけた道をその人の後に続いて歩いてください。人の作った会社で働くことは人の作った道を進むことです。でもその経営者が間違った道を作っていれば社員みんなで間違った方に進んでいることになります。

人の道を歩くのは「自分の人生を自分で決める」という重圧を避けられるので苦痛はありませんが、自分の人生の責任は結局、自分が取ることになります。それだけは忘れてはいけません。

■2005年からのツッコミ■
まあ、これは自分に言っている言葉ですね。
自分に厳しすぎますよ。ターボ君。
自分に厳しい人は他人にも厳しいんだよね。

別に、先頭に立って歩くことだけが偉いことではないんですよね。
その後ろからサポートする人も必要だし、そういう役割が得意な人もたくさんいる。
サポートする人も偉いんだよね。
そういう人の存在意義を認められると、もっと気持ちよく成功できるでしょう。
今はどうかな?


■2011年からのツッコミ■
確かに、厳しい。
でも、今読むと・・・・これを書いた時の心細さが理解できます。

自分がこうやって、心細さを切り捨てて決断しなければ
家族がバラバラになってしまうと思ったんだよね。

父親がリストラされて、家の収入がなくなり
もう、父親を当てにできないと思った時
自分が愛する大切な家族を救おうと思ったんだよね。

だから、今こうして読むと2001年の自分が
すごく愛おしくなります。

結局、どんな厳しい言葉や態度も愛から生まれているんですね~



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