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第91回 サラリーマンの憂鬱
執筆年  2002年   

画・ざむ姫

前回、ワールドカップの日本×チュニジア戦を大阪で見てきたという話は書きましたね。
幸運にもチケットを手に入れた友人に連れて行ってもらったのですが、同行した人たちが「あ~明日から仕事か・・」と嫌そうに漏らしていたのがとても印象に残っています。

サラリーマンにとっては会社や仕事は嫌もののようです。
とてもかわいそうに思いました。

時々サラリーマンの友人と遊ぶのですが、経営者とサラリーマンの感覚のギャップを感じることがあります。
久しぶりに会っても「明日は9時出勤なんだよ。」と翌日の会社を気にしながら過ごしています。そして10時くらいの僕にとっては随分早い時間には明日の仕事の為に帰ってしまいます。日曜日には「明日、会社は嫌だな」と連発します。

仕事は一日8時間です。普通のサラリーマンなら残業もあるでしょうから一日に10時間程度は働いていることになります。寝ている時間を除けば、生活の中の半分は仕事をしていることになります。その時間が嫌々過ごしている時間であり、さらに、仕事以外の時間にも「明日も会社なんて嫌だな。」どと考えながら過ごすのは大変な不幸だと思います。

これは強制されている感覚から来ているように思います。

僕の仲良くしている経営者達には「仕事が嫌だ」と言う人はいません。
そもそも経営者にとっては今の仕事は自らの成功の為に選択した結果であり、他人から強制されているという意識は全くありません。
朝起きるのも、自分が何時に起きようと決めたものです。
誰かに会う約束も、自分がその人と会うと決めたことです。
自分の選択で行っているものに対しては、強制されている感覚があるはずはありません。
朝起きるのが嫌いなら、遅い時間に予定を入れればいいし、嫌な人には会わなければいいのです。朝早く起きるのも、嫌な人に会うのも自分の成功の為だから納得がいくというものです。僕は朝は、自然に目が覚めた時間に起きたいので、特別な場合を除いて午後からしか予定は入れないことにしています。

もちろん、他に悩みも多いのですが、それも全て自分の選択ですから不幸に感じることはありません。



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