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第103回 ほうれんそう嫌い
執筆年  2003年   

画・ざむ姫

「ほうれんそう」という言葉をご存知でしょうか。
社会人なら一度は聞いたことがあるでしょう。
「ほうれんそう」とは報告・連絡・相談のことです。
社会では当たり前、不可欠のものとされています。

実は僕は「ほうれんそう」が全くできない人間でした。
できないというよりは、しない人でした。
「ほうれんそう」が義務付けられると管理されているようで苦痛なんです。

自分の過去を振り返ると、起業を決意するときには、「人に使われたくない」という思いがありました。
僕は命令されるのが嫌いです。管理されるのも嫌い。
誰かの部下になるなんて絶対にお断りです。
その代わり放っておいてもらえれば、どんどん自分で考え行動していきます。完全歩合の世界では、結果を出していれば褒められます
そんな性格&状況だから報告・連絡・相談なし。
営業の仕事をしていたとき、報告・連絡・相談のない僕はいつも上司に、「ほうれんそうしなさい」と注意されていました。

しかし不思議なもので、経営者になってからはきちんと(それなりに)、報告・連絡・相談をするようになりました。
大きな成果を出すためには、他の人と協力が欠かせません。
一人でビジネスをしているのなら必要ありませんが、二人以上で組むと、二人の間で報告・連絡・相談がないと全然かみ合わないのです。
義務として上司に報告・連絡・相談をするのは嫌いですが、成功のために対等なパートナーとして報告・連絡・相談をするのには何の抵抗もありません。

以前に報告・連絡・相談をしてくれない人と一緒にビジネスをしたことがありますが、全く上手く行きませんでした。
いつの間にか話していたことと違う展開になっているのです。
「あれ、言いませんでしたっけ」なんて事が何度も重なり、大きなストレスでした。


成功のためには報告・連絡・相談をする人です。
そして経営者として成功する人です。




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