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第106回 本は読むな
執筆年
2003年
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成功を目指している人の中に、読書中毒者が多くいることに気がつきました。 セミナーなどで、成功のノウハウを教えると 「それは○○の本で読みました」 という反応が返ってくることがあります。 「そんな知っていることを教えるな」 「本に書いてあることを教えるな」 「もっと新しいことを教えてくれ」 という気持ちを感じます。 ところが、 「実行してみてどうでしたか」 と聞くと、ほとんどの人が何も実行していないのです。 知っただけで満足しているようです。 まだ知らない知識があることがストレスに感じるのでしょうか。 身にもなっていないのに、読書の時間を費やすのは無駄です。 時間の投資のように見えて実は消費です。 勉強しているという快感のための時間の使い方は消費です。 みなさん本当に沢山の本を読んでいます。 成功哲学、マーケティング、セールス、財産形成など。 また、本屋に行けばぎっしり並んでいます。 新刊もどんどん出版され、本屋で積まれているのを目にすれば、僕も買いたくなってしまいます。 ここが重要です! 成功につながるのは、 どれだけの本を読んだのか ではなく、 どれだけのことを理解し実践したのか、 ということです。 多読も知識を広げるためには必要ですが、まだ成功していないのであれば、一冊の優れた本を読みこなすほうが成功に役立ちます。 しかし、読んだものは大抵忘れてしまいます。 ですから、実行しようと決意したことは紙に書いて見えるところに貼っておきましょう。 これで僕はかなりの成果を挙げました。 これを数年行っていると、新しい本を読んだとき 「知っている」ではなく、 「やっている」になっていきます。 僕が今まで読んだ中で最高の本は、やはり 「7つの習慣 最優先事項」です。 これに書かれていることをすべてとは言いませんが、 納得したものは実行してみてください。 「やっている人」になりましょう! 必ず成功します。
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