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第118回 人生に無駄なものはない
執筆年  2004年   

画・ざむ姫

今書いている本の、1冊目は編集の佳境に入ってきました。
もう2冊目を書き出しております。(注:一冊目とは『チャンス』で二冊目とは『星の商人』のことです)

どちらを書いているときも「人生って無駄なものは何もないなあ」と感じました。


今役立つのはどちらかと言うと苦しかったときなんですよ。

僕の場合、最初の中古車ビジネスが失敗して、次のビジネスにも挫折して「なんて俺はダメなんだ。コミュニケーション能力が足りなすぎるぅ」と痛感し、セールスを始めた時期が今から見ると一番”輝いて”いたような気がます。

でも二度と戻りたくないですけどね。


その後マーケティングの才能が開花して、会社を興して成功しちゃってぐんぐん登り始めるわけですが、この時期は思い返してもあんまり面白くない。

しばらくしてとあるプロジェクトを始めたところ、わーっと盛り上がったのですが、たくさん問題も起きてたくさんの人に迷惑をかけました。

すみません。でもいい経験させていただきました。

僕にはとても甘くほろ苦い場面となっております。


失恋はたくさんしたほうがいいなんて聞いたことがありますが、ビジネスもまったく同じで、たくさん失敗したほうが後々「ああ、こんなことあったなあ」とか思い出して楽しめたりします。


世間の方々は、失敗を恐れているのでたくさん失敗しているというのはそれだけで財産だと思います。

経験を語れば勇気を与えられるし、本も書けちゃう。



失敗しなくちゃなんないのかというとそうではなくて、もちろん失敗はしないに越したことはありません。

でも、後になると失敗のほうが楽しいということです。


知り合いの女性起業家がストレスで内臓にじんましんが出るほどになり、入院したとき僕は本気で
「ああ、いいなあ。それにかっこういいなあ」
と思ったものです。
(HP:http://www.003way.com
もちろん、本気で逆境に苦しんでいる人に、そういう呑気なことを言うと恨まれるので基本的に黙っておりますが。(笑)

■2005年からのツッコミ■
あらら、ちょっと失敗賛美派に偏っていますね~(笑)
うーん、一年前のコラムも、読み返すと自分の成長が分かりますね。

人よりも経験が濃いと、あとで役に立つものです。
本を書いていると、つくづくそう感じます。

人よりもチャレンジがたくさんあって、濃密な人生というのは失敗も多くなるから辛い部分も多いものです。
でも、後になるとご褒美がいっぱい待っています。

そして、失敗のほうがあとあと思い返して楽しい思い出になっていたりするんですね。

たくさんのチャレンジをして、財産を後の人生にたくさん残してください。

さて、あなたの人生の濃さはどれくらいでしょうか?
今までの人生でどれくらいの財産ができましたか?




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