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第119回 嫌な出来事を二度と起こらないようにするには?
執筆年  2004年   

画・ざむ姫

今回は、ビジネスのEQ、心の話のほうです。
「こりゃついていけない」という方は、すっ飛ばしてください。


最近、はっきりと感じるようになったのは、自分の中のエネルギーによって、出来事が引き寄せられるということ。
すべての出来事や人は全部自分が引き寄せているのです。
自分に関係なく起きる出来事はひとつもありません。

恐怖から生まれた行動、例えば、怒っていたり、奪おうとしたり、生存の欲求に振り回されているときはいいことが起きません。
不思議にだまされたり、非難されたり、歯車がかみ合わないことが多くなります。
それに、発想も貧弱になります。既成概念やら他人の意見に縛られて、今と同じレベルかそれ以下の発想しか出てきません。

それに対して、自分の心が喜びに満ちて愛に基づいていると、とっても幸運な出来事が雪崩のようにやってきます。
チャンスが訪れ、人間関係が上手く行き、自分の周りの人達が輝きだします。
それによってさらに自分も輝く。
心が純粋になっていて開け放たれているので、閃きが多くなります。
たとえば、今すべきこと、問題を解決する方法、他人の未来のビジョンとかがパッと閃くわけです。

どんな人も恐怖は必ずあります。
心の中の恐怖はトラウマや不要な価値観によって生まれます。
しかし、恐怖が心の中にあるだけだとなかなか気がつきません。
幸せになる鍵は恐怖から引き起こされる”出来事”です。現実の世界であなたが体験する”嫌な出来事”にあります。


それは捨てるべきものに気づきなさいというあなた自身のサインです。
無視せずにひとつひとつ、自分の心を被っていたトラウマや無用な価値観を捨てていくと、純粋で強力な魂が現れます。
魂は決して傷つけられないので、自分を守る必要がありません。

僕も前には、理論的思考に徹すること、感情を抑えること、こんちくしょうと歯を食いしばるといったヨロイをまとうことが人として強くなることだと思っていたのですが、まったく逆でした。
裸になればなるほど身軽になって強くなる。すると心も軽くなって、周りの人も幸せになる。

ビジネスは自分を発見する通り道のひとつでしかありません。
ビジネスを通して出会う出来事や人は自分の心の結果であり、貴重なフィードバックです。
嫌な気分になることが起きたら、自分のあり方を修正してください。
それしか、嫌な出来事を変える方法はないのです。

昔は、こんな話は意味も価値もないと感じていたんですけどね。
今になってこういうことが大切なんだと気がつきました。
だから、この話を読んでみて「価値がない」と感じるのは普通だと思ってください。
いつか思い出すために頭のどこかに置いておくだけで良いと思います。


さて、一度お知らせした【営業マンは断りなさい】の石原さんの新しい本が出ました。
一足早く読ませていただきましたが、マーケティングの気づきを高める本としてはとてもいいです。さすがに気絶はしないと思いますが、おすすめです。

「気絶するほど儲かる絶対法則」
 サンマーク出版
 石原明 著



第118回 人生に無駄なものはない

第120回 3つのレベル


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