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第124回 3つのレベル 3.相互奉仕
執筆年
2004年
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今回はいよいよ最後の「相互奉仕」のレベルです。 恐らくどうもよく分からないと感じる方のほうが多いと思います。 理解を焦る必要もありませんし、劣等感を持つ必要もありません。 なぜならば、誰でも何か特定の分野に関しては必ず無意識にやっているからです。 例えば、生まれたばかりの赤ちゃんの世話をする時は見返りなんて考えていませんね。 道端に倒れている人に声を掛けるとき、見返りのない相互奉仕のレベルかもしれません。 3.相互奉仕のレベル ここにいると、「無限に豊かである」と考えています。 幸せになるために必要なものはこの世界に十分すぎるほどあり、溢れていることに気がついています。 求めたものは痛みなしですべて無条件で手に入ることを知っています。 そして、与えられていることに心から感謝しています。 惜しみなく他人に与えています。 応援は相手をよくするためになら見返りはなくとも喜んでします。 誤解が多いところですが、借りが多くて気分が悪くそれを返済するために与えているのではありません。ただ、与えることが喜びなのです。 一対一の関係で与えれば報いがあることはもちろんですが、たとえば、お年寄りに親切にすると、ビジネスでよい出来事に恵まれるといったことのように、自分以外の誰かに与えれば、相手から直接ではないかもしれいけど、いつかまったく違う出来事として報われることを知っています。 このレベルの最終地点では、すべてがつながっている状態=ワンネスであると感じています。 つまり、私達の世界は一見したところ自分と他人や物などは離れたばらばらの存在のようですが、潜在意識のそのまた深い魂のレベルではつながっているのです。 例えるなら、大陸と大陸は海に隔てられているように見えますが、海の底ではつながっているのと同じです。 それと同じように自分と他人もつながっているし、地球とも宇宙全部とつながっています。 結局、つながっている以上、自分以外の存在は何もない。だから奉仕したときそれは自分に奉仕したのと同じことなのです。 相手から何かを見返りに得ることを考えていないので、誰と付き合うかを重視しません。 相手との関係では相手がどうであるか、相手がどう振舞うかは気にしません。 そうではなく、どういう自分であるか、自分の行動が愛そのものであるかだけを気にかけています。 感情は愛です。 愛を表現することに価値を置いています。 しかし、愛だけではなく、自分の中には恐怖もあることをちゃんと認識しています。人殺しや詐欺、盗み、暴力をする自分も存在していることを知っています。 そのたくさんの振る舞いの中で、愛から生まれる行動の中でもっとも素晴らしい愛の行動を選択するのです。 自分の本質は「魂」であると考えます。 自分は魂であり、何度も生まれ変わって、長い旅をしています。 魂はエネルギーそのものであり不滅です。死はありません。 肉体やその一部である脳から生み出される精神は、肉体の死とともに滅びますが、魂だけは永遠に続きます。 魂の旅の目的は愛を体験することです。 行動の源は「閃き」です。 知識ではなく、閃きから行動します。 順番で言えば、閃き、思考、行動の順番になります。 魂から出てくる閃きを行動にするために頭を使って「ああしたらいいだろうか、こうしたらいいだろうか」と思考します。 すべてはつながっているので、出来事ともつながっています。 自分と出来事や他人との距離がまったくありません。 出来事も自分そのものです。 結果は、歓喜と栄光です。 永続的な繁栄も約束されています。 さて、次回はどうしたら上のレベルに上がれるかを説明します。 目からうろこがポロポロと落ちるかも知れませんよ。 3つのレベル 自分で気づく方法
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