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第125回 自分で気づく方法
執筆年  2004年   

画・ざむ姫

どうやって自分の中の恐怖を解放し、愛に変えていくかのパート2を書きます。

恐怖を解放するということはどんどん幸せになっていくということです。
前回書いたように最初に大切なことは、もっと上のレベルがあって、もっと幸せになろうとすぐに実行することです。

そしてすぐに実行できてより良い自分になれる場合もありますが、中には、どうしても今までと同じ行動を繰り返してしまう場合も出てきます。

その原因は実は過去の体験の中にあります。
昔に何か体験をして、そこで誤った思い込みを作り出してしまったのです。

例えば、実際に先日会った友人の話ですが、収入が増えないことを悩んでいたので僕はいくつか質問をしてみました。

 犬飼「お金に罪悪感はありませんか?」
 Aさん「いいえ、実家が自営業だったのでお金には抵抗ありません」
 犬飼「そうですか・・・では商売は順調でしたか?」
 Aさん「毎月支払いに苦しんでいましたね。」
 犬飼「その時、自分で何かルールを作りませんでしたか?」
 Aさん「あっそうか!」

Aさんは中学のころ、お父さんが経営する会社が厳しく、いつも月末になると支払いで悩んでいたことを思い出しました。
同時に、その父親を見て、お金を支払わせることは相手に苦痛を与えると思い込んだ自分に気がつきます。
それが原因で報酬を受け取ることに抵抗を感じていたのです。


後は、新しい解釈に変えるだけです。

 犬飼「現在、Aさんに仕事を頼んだ人が報酬を払うときにはどうですか?」
 Aさん「いい仕事をしたときはありがとうと喜んで支払ってくれますね(笑)」
 犬飼「報酬を受け取ることはどうでしょう?」
 Aさん「そうか、いいことなんですね!」

こうして報酬を喜んで受け取ってもよいという許可を出すことができました。

このように自分を縛っている行動が「ああ、これが原因でやっていたんだな」と分かると、その問題から解放されます。
お金の思い込みの場合、これだけで収入がどーっと増えたりするんですよ。

例の場合は、第三者が質問しましたが、自分でもできます。
方法をまとめると、
1. 「この問題に関して何か思い込みはあるだろうか」と自分で質問する。
2. 「思い込んだ原因となった体験はなんだろう」と質問する
3. 新しいルールを考える


「おい、これのどこが愛なんだ?金儲けの話しだろう」と思う人もいるかもしれません。
これも立派な”恐怖の解放”です。
報酬をもらってはいけないという恐怖に縮こまっていた自分を解放することは、
「いいことをして見返りにたくさんお金を受けとてもいい」という許しになります。
そして、自分よりも多い報酬を受け取っている人を妬むこともなくなります。
罪悪感と同時に妬みを解放したわけです。
こうすると他の人が多く報酬を受け取る手伝いも心から喜んでできるようになります。


次回は、原因を思い出せない場合の対処方法について書きましょう。


最後に本の紹介
「普通の人がこうして億万長者になった」
本田健さんの本です。

とってもお勧めです。まだ読んでいない人は是非読んでみてください。
いわばトマス・J・スタンリーが書いた「隣の億万長者」の日本版です。
僕も「隣の億万長者」を昔読んだときに、日本の場合はどうなんだろうと思ったものです。
成功法則の本を読むと「それはあなたの場合でしょ?」みたいなふうに考えてしまいます。
たくさんの成功者の意見なんだよと言われるととっても説得力があります。

僕の重要だと思ったポイントは3つ
1. 成功するのに億万長者は「誠実さ」を大切にしているが、普通の人はそうではない。
2. 億万長者は仕事を選ぶとき「能力にあっているか」を大切にしているが、普通の人は「収入の高さ」で選ぶ。
3. 億万長者はパートナーとの関係をとても大切にしている。


あ、億万長者じゃないんで僕のところにはアンケート来ませんでした。



第124回 3つのレベル 3.相互奉仕

第126回 原因が分からない場合の対処法


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