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第136回 秘伝のノウハウと必殺ワザを探せ!
執筆年  2004年   

画・ざむ姫
夕日3今日は参加しているビジネスチームの今年最後のミーティングと忘年会でした。

おかげさまで、すべての店舗が黒字でした。
今年も実は波乱万丈、ドラマチックな年でした。

中でも嬉しかったのは、悪化していた店舗の業績が回復してきたこと。
数ヶ月前からその経営者は自宅の家賃が払えず、整体院に泊まっています。
まあ、見事に本人の招いた災いなのですが、ストレスフルな顔を見ると
「精神的に大丈夫かなあ」、なんてやっぱりヒヤヒヤ心配します。
最初が上手く行っていると、後で成績が下がるとのは余計にきつく感じますね。

すべてのビジネスが順調であるに越したことは無いのですが、
黒字でノープロブレム状態ばかりだと案外つまらなかったりします。

映画やドラマと一緒で、何の事件も起こらなかったらつまらない。
山あり谷ありが楽しいのです。
谷があるから、山が楽しく感じる。
やっぱり人は興奮が好きなんですね。

今日あらためて感じたことは、情報を共有できることの素晴らしさです。

「他の人の成功に貢献したときにもっとも成功する」
成功者が共通して語る秘訣です。
これが本当のことだと実感できます。

僕が起業した数年間は
「いかに自分の儲ける方法を隠して、上手に他の人から聞きだすか」
をやっていました。

「他の人が失敗したらそれだけ自分の成功が早まる」
というへんてこな考えに染まっていましたね。あははは。

せっかく見つけたノウハウを他人に教えてしまったら、儲けが減ってしまうような、損した気持ちになりました。
でも、これって結局自分にも良い情報は入ってこないようになるんですね。
応援もしてもらえないし

他の人の成功を応援したら自分も成功できちゃう。
でも、普通の感覚だと、そんなことをしたら自分の成功がなくなっちゃうように感じる。
これはまるで、「最強の戦士は敵と一体になる」という武術の奥義みたいでとても面白いと思います。

 金持ちになる秘伝のノウハウ・・・
 武術の達人だけが知っている必殺ワザ・・・

誰でも「そういうものがある」、という幻想や「あってほしい」という期待に囚われているもの。
本当は困っている人がいたら助けましょう。そうしたら自分も助けてもらえるよ
という、ごく普通に教えられる繁栄の法則なんですね。



あらためてメンバーのみなさんありがとう。
すごく幸せです。

さて、来年は一体どんな発展・事件を見せてくれるでしょうか?!



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