
競争社会から脱落し、ひょんなことから成功者が所有する高原の別荘で管理人をすることになったオレのもとに、ある日一人の女の子が訪れる。
彼女はオレを成功者だと勘違いしたままパン屋さんを開くという夢を叶えるためにレッスンを受けることになった。
ニセモノの成功者として出した「誰でもできる簡単な課題」を彼女は素直に実行し、その中で彼女自身でも気づかなかった本当の夢を見つける。
そして、彼女の成功を手助けするオレにもいつしか変化が現れて・・・・。
男女問わず、肩肘張らずに読める、ハートフルな成功小説!!


「次の作品は読者の対象を広げた初心者向けのものになります」と
一部の人たちには宣言していた通り、初めて成功哲学に触れる人も読みやすい、
恋愛とお笑い要素を取り入れたハートフル成功小説になりました。
途中で何度も「おいおい、男の妄想をここまで書いちゃう?」と迷いましたが、
脳内会議で書いちゃうことに決定。
講演会などで「私、かなり妄想が趣味です」とはカミングアウトして来ましたが、
こんな妄想を普段からしているのです。
これ以上の紹介は「幻のあとがき」を読んでください。

これは、10月になってあとがきを書くのを忘れていたことに気づき、
急いで書き上げて飛鳥新社の担当編集者である畑北斗に送るも、
「ごめん。今回は小説だからあとがきなしってことで。もう刷り上っちゃうし」
とあえなくボツになった幻のあとがきです。
2008年の3月、そろそろ新しい本でも書こうと思い立ち、僕は
近所のカフェに向かいました。家で仕事しているとマンネリになって
しまうのでそんなときによく使わせていただいています。
それまでに4作の成功小説を書いていたので、今回はサラリーマンから
脱落した男性が知ったかぶりをしながら教えていくという変わった設定
にしてみようと思いました。
だってビジネスで成功したメンターが若者に教えるというシチュエーション
ってさすがに4作も書いて来て飽きてしまって・・・。
教えてもらいに来る人物はすごくかわいいのにちょっと天然ボケな女の子
にしてみました。
後になって見つかる夢は迷わず歌手に決めました。じつは僕が考えていた
そのカフェは藤あや子さんの「ギャラリー彩」でした。
非常に安易な形でヒントを得て名前も「彩ちゃん」として書いていましたが、
書いている途中で僕の知り合いの何人かの「彩ちゃん」とイメージが
混じってしまい、なんだか訳が分からなくなってきてしまったので違う
「亜矢」という漢字を当てることにしました。
こうして書き始めて、1ヶ月間はセミナーなどをお休みにして執筆に専念し、
約2ヶ月で完成しました。
この作品の舞台は数年前から住んでいる八ヶ岳です。
小説を書き始めてから一度くらい行ってみようと思いながら、結局行けなかった
のがうちから10分ほど下った場所にあるフィリピンパブです。2年以上前
から掲げられている「10月タレント来日!」というのぼりに圧倒され、
行けずに終わったことが悔やまれてなりません。
美味しいという話を聞いたことがあるザリガニも、本に書くからには自分も
食べてみるべきだと思ったのですが、捕りに行くのが面倒で実行に移すこと
ができませんでした。
また、モデルにした小淵沢駅に行って一度くらい大声で歌ってみようと思った
のですが、それも想像するだけで怖くてできませんでした。場合によっては
今年中に挑戦してみようと思っています。
謝りついでにストレッチはしていません。ストレッチをしても成功はしないと
思います。ごめんなさい。
でもストレッチ以外はちゃんと役立つノウハウですからご安心ください。
今回は今までの作風と違って僕の妄想的お笑いセンスを発揮して書きました。
僕は面白いか面白くないかギリギリな冗談を言って、人がどう反応するのかを
観察して楽しむという性癖があります。
そして、僕の趣味は“考えること”で、かなりおかしな妄想も含まれています。
そんな僕のお笑いと妄想全開でニヤニヤしながら書いたこの作品を、
みなさんが読んで一体どんな反応しているのだろうかと想像すると
またニヤニヤしてしまいます。
この本は入門的な内容で、ハピサクマップで言うと赤い矢印のところ、
競争のステージの左のくっつきの自己確立から右のがまんの自己実現に
進む部分を扱っています。
自分も何かやってみたくなった方は『CHANCE』(飛鳥新社)や『オレンジレッスン』(徳間書店)を読んでみてください。
その後で共存のステージを描いた『星の商人』(サンマーク出版)や『DREAM』(飛鳥新社)に進まれることをお勧めします。
最後に、担当編集者の北斗くんからの的確なアドバイスによって作品が
よくなりました。いつもありがとう!
また「ぎゃらりー彩」のスタッフのみなさんにはよくしていただいて
感謝しております。
そして、最後までお付き合いいただいた読者の皆様には、できるなら
本の代金を2倍にして返したいほど感謝しております。
どうもありがとうございます。
この後は2作ほど同じような初心者向けの成功小説を書き、そのあとにまた
犬飼ターボ得意の深い心の成長も扱った物語を書いていく予定です。
また次の本かセミナーなどでお会いしましょう。ではでは。


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